Bonjour !
アイスランド一周の旅五日目。
北部ミーヴァトン湖畔のキャンプ場を後にし、一旦少し戻る形で向かったのはクラプラ(Krafla)という火山。
このように非常に綺麗な火山湖ができており、昨日近くを通ったときは夕暮れ時でちゃんと見れないと思ったのだ。
再びミーヴァトン湖へと戻り、湖南側を走る。
アイスランド語で「黒い城」を意味するDimmuborgirという名の溶岩帯。
その名の通り様々な形の黒く固まった溶岩が要塞のようにあちこちにあり、ちょっとしたハイキングコースも設置されている。ちなみに写真奥の丸く穴が空いたところには登れるので、写真スポット。
ミーヴァトン湖にも立ち寄る。
画になる羊。
羊パークとでも呼べそうな場所。
実際はSkútustaðagígarという“偽火口”(一見火口に見えるが火口でない所)にあり、遊歩道もあるのでかなり近くによって羊を見れる。
ミーヴァトン湖周辺にはかなり長い時間滞在していたので、このへんでリングロードを先に進む。
“神の滝”の意味を持つゴダフォス(Goðafoss)。
アイスランド第二の都市、アークレイリ(Akureyri)に到着。
ずっとキャンプ場で自炊していたので、久しぶりに外食。
すごいボリュームのフィッシュバーガー。味も悪くなかった。
今日のキャンプ場
六日目。
この日も朝から雨。
アークレイリからはリングロード1号線を下らず、西部のスナイフェルス半島(Snaefellsjoekull)を目指す。
Glaumbærという、芝に覆われた家。
アイスランド入植の874年からこの地は農場としてあり、これらの家は18世紀中頃に作られた農家の家。1947年まで実際に人が住んでおり、その後はアイスランドの国立博物館に所有・管理され、今日では博物館の役を担っている。
アイスランドのキリスト教信仰における重要な役割を果たした Snorri Þorfinnssonが建てた最初の教会が隣接する。
道に戻る。
この周辺は他に目立ったスポットはなく、また雨は一向にやまず、さらに未舗装路になってきた。
ずっと運転してきたマシェリも限界を超え、ついに車内で喧嘩となった。
悪いのはもちろん行きのパリで財布を免許証ごと盗まれ、運転ができなくなった僕には間違いないのだが、それをずっと道中言われ続けていた僕も我慢ならなくなったのだ。
気まずい雰囲気のまま進む。
それでも、“やまない雨はない”とでも言わんばかりに晴れ間が指してきた。
夕暮れ時に車を停める。
まだぎこちない雰囲気だったので、写真撮影に興じるマシェリをそっと後ろから撮った。
日没を見届け、キャンプ地を求めて車を走らせる。
半島内最北部の街スティッキスホールムル(Stykkishólmur)で今夜はキャンプ。
今日のキャンプ場
そして、この地でこの旅最大のサプライズが訪れた。
なんとオーロラが現れたのだ!
オーロラは9月終わりくらいから見れるとは聞いていたが、正直期待はしていなかった。最初、細長い白い雲のようなものが空に現れたなと思うと、見る見るうちに緑に、そしてピンクに変色した。
まるで風にそよぐカーテンのように、オーロラは頭上で刻一刻と色・形を変化させた。
カメラがスマホしかなかったのが悔やまれる。。
二人で夜空を見上げ、オーロラのダンスを見たことは一生忘れないだろう。
つづく
Au revoir !